ポレポレの丘の一年
【春】
立春。まだポレポレの丘は白い衣装をまとったまま。でも土の中では春の兆しが!
一番乗りの福寿草が白い衣装を黄色の水玉模様で飾り、虫や沢ガニたちも目覚めだします。
春本番。水仙が一面に咲き、黄色と緑の鮮やかな衣装に早変わり。レンギョウや桜も綺麗な柄を添えます。多くの人が集まって、花も虫も鳥もみんな楽しそうです。
【夏】
初夏。ポレポレの丘は目にも鮮やかな新緑の衣装に衣替え。アヤメやつつじも花を添え、セリやワラビなどの山菜も仲間入りします。
夏至。芍薬が大柄模様を施し、グミやスグリの実が私たちの舌も楽しませてくれます。やがてオミナエシやおいらん草も可憐な花を見せてくれます。
【秋】
モミジやドウダンツツジが青々としていた葉の色を変え、錦を織りなします。その下では若い二人が頬を染めて嬉しそう、柿の実が熟れて私たちを喜ばせてくれます。
【冬】
やがてポレポレの丘はまた白い衣装に身をまとい、花や虫たちと一緒に静かに眠ります。でも時々子供たちのソリ滑りの歓声で目を覚ましているようです。